ドライウォールそれは「命を守る壁」
もし、地震がおきたら、もし、火災が起きたら・・・そんな「もしも」の事態に負けない家、それを可能にするのがドライウォールです。
ドライウォール工法は、従来の建築技法である複数の石膏ボードを繋ぎ合わせ、溝部分をパテとテープで埋め、フラットな一つの壁に仕上げる方法です。
大切なのがこのテーピング処理で、そうすることによって建物内部の気密性が上がり、保温性、遮音性、さらには耐火性のレベルをダントツにあげることができるのです。
トランプのカードで家を作る想像をしてみてください。テーブルの上に他ランプを組んで家を作ったとしたら、そのままの状態では不安定で心もとないですね。
では、トランプのカード同士をセロテープで貼り合わせたらどうでしょう。多少のことでは崩れにくくなり、飛躍的に強度が上がることが想像できると思います。
ドライウォールによって安心、安全、快適な暮らしが手にはいります。もし、みなさんがこれから家を建てたい、ビルを建てたいとお考えならば、ドライウォールは、最も真剣に検討していただきたい建築方法です。
上品で美しい内装はドライウォールだから
あなたが住んでいるお部屋の壁は、どのような素材のものでしょうか?ビニールクロス? 漆喰? 珪藻土? 板張り? 壁にもいろいろな種類があります。なかでも現在の日本住宅で最も多いのがビニールクロスでしょう。価格も安く、手間なく貼れる……などのメリットがあります。しかし、社会問題と化しているシックハウス症候群。この病気を発症する大きな原因のひとつに、ビニールクロスが 挙げられたのを御存じの方も多いはずです。クロスを貼る時に使われる接着剤に化学物質が含まれおり、これが家族の健康をおびやかしていたわけです。
一方、カナダ、アメリカなどでは、ほとんどの場合にドライウォール工法が使われています。そして、その上から水性アクリル塗料で仕上げるのが一般的ですが、ドライウォールの上に紙製の壁紙で仕上げたり、塗り壁の仕上げにすることもあります。どの方法にしても、日本で一般的なビニール製のクロスと比べて、見た目の美しさ、高級感、健康への配慮は大変すぐれていることがわかります。
洋画のワンシーンにでてくるような上品で落ち着きのある内装をぜひあなたのお住まいに再現してください。
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