ドライウォールの
コストパフォーマンスについて
30坪程度の住宅ですと、内装の仕上げ面積は400㎡ほどになります。
一般的なビニールクロスで仕上げた場合とドライウォール仕上げの価格を比べると、実際はドライウォール仕上げのほうが約20万円ほど高くなります。
でも、考えてみましょう。はたしてドライウォール仕上げはコストがかかるので非経済的なのでしょうか。たしかに、初期費用だけをみると価格は高くなります。では、長い目で見た場合はどうでしょう。
5~10年後にクロスを張り替えるとします。貼りかえの工事にかかる費用と、そのときに発生する剥がしたクロスの大量のゴミの処分費を合わせると約54万円ほどかかります。
ドライウォールの場合はどうでしょうか。大量のゴミが発生することなく、塗装の塗替えで約32万円ほどですんでしまいます。
概算ですが、54万円-32万円=24万円
日本の住宅の平均寿命を30年とした場合、少なくとも10年に一度は張り替えるとすると
クロスの場合 54万円×3=162万円
ドライウォールの場合 32万円×3=96万円
差額 なんと 66万円
いかがでしょうか。このように、一見コストがかかるようでも長い目でみるとたいへん経済的でありことがわかります。そして、それだけではなく
塗装仕上げは廃棄するものがほとんどないため、地球環境にもやさしいのです。
工 期
継ぎ目の処理やペイントはどうしても ドライタイムが必要になります。
クロスに比べて どうしても 施工期間が長くなります。これは仕方のないことです。
*継ぎ目処理と乾燥時間も入れると 30坪の住宅で 約5日 余計にかかります
とはいえ、施工期間が長くなって困るのは建て主というよりは、むしろ業者側の考え方の問題ではないでしょうか。
面倒なことはしたくない、ということから楽にできるクロスなどに走ってしまう。
これは 長い目で見るとお客様にも地球環境にもマイナスになってしまいかねます。
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